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No.3 「生命の安全教育」のこと

2022/11/18(金)


知人が、町内で「といろ広場」という児童発達支援事業に関わっています。放課後等デイサービスを基本としながら、学習支援は勿論、「愛情」と「社会スキル」で子どもを育むという養育者支援プログラムを活かした情緒支援などを行っています。

釧路少年少女発明クラブで、「物づくりは、人づくり」の理念に基づき、工作を指導してきたことと、知人が卓球仲間であることから、2020年の開設当初より注目してきました。その「といろ広場」でつい先日、外部講師によるいわゆる「性教育」の授業が行われたそうです。内容としては、子どもたちを性犯罪や性暴力の被害者、加害者、そして傍観者にしないための「生命の安全教育」であったとSNSに記しています。水着や下着で隠れる部分は、自分だけの大切なところだというような、幼児や小学校低学年の子どもたちにも理解できる授業内容であったようです。

 

今、なぜ「といろ広場」のような民間の支援施設で生命の安全教育が行われなければならなかったのか。国は本年度までの三年間を性犯罪、性暴力対策の「集中強化期間」と位置づけています。2021年度からは、小中学校で生命の安全教育を推進してきた・・・はずなのですが・・・

 

去る106日、町内の小学校で全保護者を対象とした報告会が開かれました。報告内容はまさに、校内で発生した担任教師によるセクシャルハラスメントが疑われる事案であったそうです。国が対策を強化する中で、本来子どもたちを守るべき大人、しかも教師によって不適切な行為が行われていたとしたら言語道断。

深く傷ついた子どもと保護者のためだけでなく、すべての子どもと保護者の安心と安全、学校の信頼回復のため、一日も早く最善の再発防止策を講じなければならないと心から思います。しかし、残念ながら1117日現在、この件に関して目立った進展はないそうです。